横浜ビー・コルセアーズ竹田GM×青木HC×山田AC対談「過去の積み上げが今につながる」[後編]
気兼ねないコミュニケーションが今季の飛躍の一因に
──3人でチームの未来について話すことなどはありますか?
竹田 すごく先の話まですることはないのですが、次のシーズンの編成について2人に相談したり、リーグ全体を見渡したときにどんなチームにすべきか、今まで積み上げてきたことをより良くするためにはどうすればいいか、というような話はしますね。ただ、シーズンが始まったら「このシーズンでどう結果を出していくか」にフォーカスしています。
青木 どういうチームにしていきたいかというところから次のシーズンの編成が始まるので、このオフもそういう話はたくさんしました。リーグの中でどういう立ち位置で戦っていけばいいのか。それを話し合って作ったチームをシーズン終了後にどんな形にしていたいか。そのゴールが描けていれば戦い方もおのずと見えてくるはずです。今、それがハマっているということはオフシーズンのコミュニケーションがすごく良かったということだと思います。
山田 昨シーズンからの強化ポイントがうまくハマっているからこその結果で、今やっているバスケに所属しているメンバー全員がフィットしています。だからこそ、最終的な今季の目標にたどり着けるかは後半戦の戦い方が重要になってきますね。
──お酒を酌み交わしながら話すことなどはありますか?
青木 あー、それは多くないですね。逆に言うとそういう場をわざわざセッティングしなくても練習の場で話せるような関係性だと思うので、それはありがたいことですね。
──竹田GMは青木HCと山田ACの上司のようなポジションになるかと思います。そのあたりはどう向き合っていますか?
竹田 そもそも僕がGMに向いているのかな、というところもあるのですが(笑) 2人にはすごく助けてもらっているし、やりやすいです。繰り返しになりますが、チームに対する思いがちゃんとあるので結果を出すことだけのジャッジではないんです。結果を出すための策はもちろん考えなければなりませんが、僕の考えのままに2人に接することができるので、めちゃくちゃ助かっていますね。
山田 ポジション的に気を遣わないこともないですけど、気遣いすぎると疲れちゃいますし、このメンバーならやりやすいですね。
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写真/山岡邦彦 取材・文/堀内涼(月刊バスケットボール)