月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.12.04

北海道 U18が3連覇達成、三度決勝で名古屋D U18を下す [B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023]

3年連続同カードの決勝は北海道 U18が勝利


12月3日、「B.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIP 2023」(期間/11月30日〜12月3日、開催地/栃木県・日環アリーナ栃木)大会最終日、決勝が行われて北海道 U18が名古屋D U18に67-58で勝利して3連覇を達成した。また3位決定戦は琉球 U18が仙台 U18を下している。

【動画】3連覇を達成したレバンガ北海道 U18の歓喜のシーンをチェック


Bリーグ各チームのU18チームによってNo.1を決めるB.LEAGUE U18 CHAMPIONSHIPは今年で3回目。今回は過去最大の35チームが参加し、4日間をかけて行われた。
ベスト4に残ったのは2連覇中だった北海道 U18とU15チームを含めて初の4強入りを果たした仙台 U18、昨年3位の琉球 U18、2年連続準優勝の名古屋D U18。準決勝、北海道 U18は仙台 U18にリードを許す場面もあったものの、終わってみれば100-68の快勝。3年連続での決勝進出を決めた。もう一つの準決勝、名古屋D U18対琉球 U18は劇的な展開になる。4Q残り2分で琉球 U18が77-68とリードしていたが、名古屋D U18は一気に差を詰めると、残り2.9秒で逆転。こちらも3年連続で決勝に駒を進める。



2021年大会決勝は92-79、昨年は71-68でいずれも北海道 U18が勝利している。2年分の借りを返したい名古屋D U18は、今年10月28日にB1最年少デビュー(16歳4カ月15日)を飾った若野瑛太や、その前に最年少記録を持っていた今西優斗の得点で先手を取ろうとしたが、北海道 U18がそれを許さない。福田虎琉、越後晴貴、赤根涼介の得点などで逆にリードを奪う。2Qは互いに好ディフェンスを披露。得点が伸びなかったが、北海道 U18の31-25でハーフタイムを迎えた。
巻き返したい名古屋D U18は3Q、3Pシュート攻勢で残り6分を切ったところで40-40と追いつくが、これが3Q最後の得点になってしましまった。赤根が3Pシュートを連発、高校2年生の阿部竜大、高校1年生の西村優真らの連続得点で2桁リードを作ると、そのまま逃げ切り。67-58で3連覇を成し遂げた。この優勝で北海道 U18は「B.LEAGUE U18 INTERNATIONAL CUP 2024」(2024年2月10日〜12日/東京都・国立代々木第二体育館)への出場権を手にしている。

大会MVPは両チームで最高の17得点を獲得した赤根が受賞。オンコート・インタビューでは、「とてもうれしいです。昨日まではあまり納得がいくプレーができていませんでしたが、今日の3Qから自分のシュートタッチが戻ってきて、チームにいい流れを戻せてよかったと思います」と喜んだ。またキャプテンの内藤は「3連覇を実現できてうれしいです」と笑顔を見せた。

なお先に行われた3位決定戦は、琉球 U18が仙台 U18を93-66で下して2大会連続3位になっている。

<ロスター、注目選手、試合レポート…大会レポートは12月25日発売『月刊バスケットボール』2月号で掲載>



【大会結果】
優勝/レバンガ北海道 U18(3年連続3回目)
準優勝/名古屋ダイヤモンドドルフィンズ U18
3位/琉球ゴールデンキングスU18
4位/仙台89ERS U18

【個人賞】
MVP/赤根涼介(北海道 U18#6)
MIP/中西真那斗(名古屋D U18#70)
ベスト5/赤根涼介(北海道 U18#6)
西村優真(北海道 U18#14)
今西優斗(名古屋D U18#7)
宜保隼弥(琉球 U18#1)
阿部真冴橙(仙台 U18#96)



写真/山岡邦彦(月刊バスケットボールWEB)、文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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